Q 飲酒事故の罰則は通常の事故より重いのですか?

POINT

  • 飲酒運転で死傷事故を起こすと、従来の過失責任よりも重い罪になる。
  • 危険運転致死傷罪は、原付以上の二輪車を含む自動車に適用される。
  • 車両や酒類の提供者、同乗者も運転者と同じ刑罰を課する罰則もある。

Answer

2012年に発生した交通死亡事故は4,411件。そのうちの約6%にあたる252件は、飲酒運転が原因です(警察庁HPより)。酒気を帯びて車両等を運転してはならないことは道路交通法第65条第1項に定められています。

飲酒運転や悪質な運転による死傷事故の増加にともなって、2001年12月には刑法が改正され、新たに「危険運転致死傷罪」が定められています。これにより、飲酒運転などは故意の危険運転行為とみなされ、死傷事故を起こした場合は、従来の過失責任よりも重い罪に問われることとなっています。

さらに2007年5月の刑法改正では、危険運転致死傷罪の適用範囲が「四輪の自動車」から原付以上の二輪車を含む「自動車」に変更されたほか、新たに「自動車運転過失致死傷罪」も創設されています。

そして2007年6月の道路交通法改正では、「酒気帯び」「酒酔い」状態での運転、いわゆる飲酒運転に対する罰則が強化されたほか、ひき逃げへの罰則を強化(5年以下の懲役又は50万円以下の罰則→10年以下の懲役又は100万円以下の罰則、飲酒ひき逃げの場合最高で懲役15年)。また、車両や酒類の提供者、同乗者についても運転者と同じ刑罰を課する罰則も新設されています。さらに、2009年には酒酔い運転や酒気帯び運転の違反点数を大幅に引き上げる改正も行われ、「飲酒運転を許さない」という環境強化が進んでいます。

イラスト:飲酒運転事故の件数の推移

2013年01月現在

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