車検時に保安基準に合格していることを証明するのが車検証です。正確には「自動車検査証」といい、クルマの戸籍となる非常に重要な情報が含まれます。
基本情報として、そのクルマに交付されているナンバープレートの表示、登録年月日や初度登録年月日、満了日など、登録に関する記載があります。さらに所有者と使用者それぞれの氏名(名称)/住所に加えて、使用する本拠地が明記されます。ちなみに所有者と使用者が同じ場合は、所有者だけが表示されています。
一般的な車名やグレード名は表示されず、クルマ固有の情報として車台番号(シャーシ番号)が表示されます。加えて原動機の型式/自動車の種別/用途/自家用・事業用の別/燃料の種類が記載されますが、この記載はメーカーが国土交通省へ届け出た内容と同じものとなります。これにより法律的な扱いが確認できます。また、改造によって車両の全長や重量など、記載事項に変更がある場合は、それに沿って車検証の内容を変更する必要があります。
そのほか備考として、重量税額や燃費基準達成車であるかどうかなどが明記されます。走行距離の表示値が現車検証交付時と前回の2回分について記録されているのは、走行距離メーターの改ざんを防止するためです。
2013年02月現在