Q 不正改造にあたる主なケースとは?

POINT

  • マフラーを取り外す、ライトの灯火色を規定外に変更するなどは不正改造。
  • エアロパーツなどの市販品は、正しく装着しないと保安基準適合外になる。
  • クルマのボディ表面に、外側に向けて尖った部品は装着できない。

Answer

混合交通となる公道でクルマを安全に使用するために、細かな基準が法令で定められています。不正改造とは、故意にマフラーを取り外す、ライト類の灯光の色を規定外のものに変更するなどして、保安基準に適合しない改装を施すことをいいます。保安基準に適合しないクルマは、車検に通らないばかりか、交通の危険を生じさせたり、他人に迷惑をかけるなど整備不良車両として取り締まりの対象となり不良箇所を修理し保安基準に適合させない限り公道での走行が許されません。
また、故意でないとしても、カー用品を正しく装着しないと、保安基準に適合しない場合もあるので注意が必要です。たとえば、エアロパーツなど市販のカー用品を装着する場合、装着後の車体寸法や重量が一定範囲内であれば、「軽微な構造変更」とみなされ、車検証記載変更の申請をするだけでよく、構造変更の申請をする必要はありません。ただし、装着する用品が指定された部品であること、溶接またはリベットを使用せず、つまりは容易に取り外すことができる方法であることが条件となります。とくに、歩行者と接触する恐れのあるボディ表面には、外側に向けて尖った部品を取り付けることは禁じられています。
現在の道路運送車両法では「自動車が保安基準に適合しなくなるよう改造する行為(不正改造行為)を行ってはならない(道路運送車両法第99条の2要旨)」としており、これに違反した場合、6ヵ月以下の懲役、または30万円以下の罰金が科せられます。
また、自動車が改造によって保安基準に適合しない状態にあるとき、国は使用者に対し必要な整備を行うことを命じることができます(道路運送車両法第54条の2要旨)。整備命令が発令されたにもかかわらず、その命令に従わない場合は、車両の使用停止命令や50万円以下の罰金の対象となります。

2020年01月現在

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