Q お酒を飲んで運転するとなぜ危険なのですか?

POINT

  • アルコールの麻痺作用で知覚や判断力が抑制され、運転に支障が出る。
  • 低濃度のアルコールでも運転に影響し、酒の強さなど体質とは無関係。
  • 飲酒運転時の事故は減少傾向だが、死亡事故率は飲酒なしの約8.7倍。

Answer

飲酒運転は、ビールや日本酒などの酒類や、アルコールを含む飲食物を摂取したまま運転する行為です。なぜ、アルコールを体内に保有したまま運転するのが危険かというと、アルコールには、麻痺作用があるからです。一般的にいう、酔うという状態は、理性や判断をつかさどる大脳皮質の活動をコントロールしている大脳下部の網様体が麻痺した状態を指します。顔が赤くなる、多弁になるなどありますが、同時に視力が低下し、知覚や運動能力が抑制されるなど運転に支障をきたす症状も表れます。このような状態での運転は、情報処理能力や注意力、判断力が低下傾向となるので極めて危険です。普段なら行わないような危険な運転をするだけではなく、車間距離を誤る、危険を察知してからブレーキペダルを踏むまでに時間がかかる、といった状態になり、交通事故に結びつく可能性が高くなります。

なかには、自分はお酒に強いから大丈夫、と思う人がいるかもしれませんが、低濃度のアルコールであっても、運転操作に影響を及ぼすことや、どんなにお酒に強い人でもあっても、弱い人と同じように、アルコールの影響が出ることは明らかになっています。ここ数年、飲酒運転による交通事故は、減少傾向にあるものの、いまだ悲惨な事故が後を絶たないのも事実です。飲酒運転による死亡事故率は、飲酒なしの場合の8.7倍にもなるという研究結果も出ています。だからこそ、飲酒運転は根絶しなくてはならないのです。

イラスト:イメージ

2013年03月現在

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