Q 訪日外国人に向けた道路環境の整備とは?

POINT

  • 一部の道路標識を英語併記にして、訪日外国人にも分かりやすくする。
  • 高速道路や接続する有料道路のナンバリング化(路線番号制)の導入。
  • 観光振興や地域振興の促進のため、図柄入りナンバープレートを交付。

Answer

訪日外国人にも分かりやすい道路案内標識
訪日外国人にも分かりやすい道路案内標識

 日本を訪れる外国人観光客は2016年に初めて2000万人を超え、それに伴い訪日外国人によるレンタカーの利用は今後も増加が予想されます。そのため警察庁は、訪日中の外国人観光客にも理解しやすく、安全運転につなげるため、一部の道路標識に英語を併記することを決めました。
 英語を併記するのは一時停止標識と、徐行・前方優先道路の標識で、それぞれ日本字の下に「STOP」「SLOW」という様式が新設されます。この標識は2017年7月から更新時期を迎えたものより順次、付け替えられます。観光立国実現に向け、外国人旅行者を含めたすべての人に分かりやすく、道路標識や案内標識を改善する取り組みは国の方針でもあり、全国の観光地域で同様の取り組みが拡大しています。
 2020年に東京オリンピック・パラリンピック競技大会を開催する東京都も、案内標識のローマ字併記を英語併記に切り替えています。例えば青梅街道は、現状のローマ字表記「Ome-kaido」から「Ome-kaido Ave.」に変わります。著名地点では、「Tocho kita」(都庁北)が「Tokyo Metropolitan Govemment-N」、「Yasukuni-jinja」(靖国神社)が「Yasukuni-jinja Shrine」などとなります。
 さらに、空港に向かう路線には、飛行機のピクトグラム(マーク)が名称と併記して直感的に分かりやすくなるようにします。また、案内標識の文字を大きくしたり、走行中の道路や交差する道路の路線番号を追加するなどして、案内性や利便性を向上させる取り組みも進んでいます。

高速道路の番号制と図柄入りナンバーの導入
高速道路の番号制と図柄入りナンバーの導入

 国土交通省は、高速道路に番号をつけて分かりやすくする「ナンバリング化」(路線番号制)を実施すると2016年に発表しました。対象は全国の高速道路や自動車専用道路と、接続する有料道路なども含まれます。例えば東名高速と名神高速の路線番号を「E1」にするなどの路線番号を割り振ります。高速道路の路線番号制はドイツ、フランス、イタリア、イギリス、アメリカ、韓国など世界の主要国で導入されていることから、外国人観光客も受け入れやすくなるでしょう。
 また、2017年4月から「図柄入りナンバープレート」が交付されます。これは自動車のナンバープレートに各自治体のオリジナルの図柄を表示して、観光振興や地域振興の促進につなげるのが目的です。ラグビーワールドカップ2019日本大会や2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会などの開催に合わせ、両大会の特別仕様も交付されます。なお、図柄入りナンバープレートは、新規登録時だけでなく、登録済みの自動車についても現状のナンバープレートの番号そのままで図柄入りナンバープレートに交換できます。申し込みできるのは乗用車(自家用、事業用)、軽自動車(自家用のみ)で、二輪自動車用はありません。また、使わなくなった図柄入りナンバープレートは、記念に保存することもできます。

2017年04月現在

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