クルマの構造・メカニズム

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Q 「内径×行程」とは?「内径×行程」でエンジンの特性がわかる?

POINT

  • ピストンが往復する距離を行程、シリンダー内側の直径を内径と呼ぶ。
  • スポーティなエンジンは、内径より行程の数字が小さい場合が多い。
  • 内径と行程の数値が同じだと、出力とトルクのバランスがよい。

Answer

内径(ボア)はピストンが往復運動をするシリンダー内側の直径を示した数字で、行程(ストローク)はピストンが往復運動をする距離を示しています。

内径の数字よりも行程の数字のほうが大きいタイプのエンジンをロングストローク型エンジンと呼びます。ロングストローク型エンジンは、一般にトルクを出しやすいとされていて、実用エンジンに多く採用されています。逆に内径の数字のほうが大きいタイプを、ショートストローク(あるいはオーバースクェア)型と呼びます。ストロークが短いほど回転数を高めやすくなるので、高回転型のスポーティなエンジンにショートストローク型が多くなります。

行程の数字がわずか80mmだとしても、それが1分間に6000回転(往復)するとなると、ピストンが往復運動をするスピードは時速100km/hにも達します。ですから、ショートストローク型エンジンはロングストローク型に比べるとエンジン回転を高めやすいのです。

ただ、内径の数字が大きくなることは、エンジンの全長が長くなることにつながりますから、エンジンのコンパクト化を考えるとショートストローク型が必ずしもよいとはいえない面もあります。

内径と行程の数字がまったく同じものは、スクェア型と呼ばれ、出力とトルクのバランスがよいエンジンとされています。

イラスト:内径×行程

2013年03月現在

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