クルマの構造・メカニズム

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Q 乗用車の排出ガス規制におけるNOx(窒素酸化物)/PM(粒子状物質)の最新の数値は?

POINT

  • 排ガス規制とは、人体に有害な物質の排出量を法律で制限する枠組み。
  • 平成22年の排ガス規制で、ディーゼル車のPMやNOxの削減を大幅強化。
  • クリーンディーゼルの普及は、諸外国の排ガス規制強化が影響した。

Answer

日本の排出ガス規制は、高度経済成長期に深刻化した大気汚染の解消を図るため、昭和41年(1966年)から始まり、時代とともに徐々に強化されてきました。クルマからの排出ガスにはさまざまな物質が含まれていますが、そのなかで人体に有害である物質は法律により排出が許される量が制限されています。この枠組みが「排出ガス規制」です。

現在、日本の排出ガス規制は世界的にみても最高水準にあるとされています。ディーゼル車に関しても、平成21年(2009年)に施行された平成22年排出ガス規制、いわゆる「ポスト新長期規制」において、発がん性物質であるPM(粒子状物質)と光化学オキシダントの要因であるNOx(窒素酸化物)の大幅な削減が義務付けられました。削減幅は厳しいといわれた平成17年規制(新長期規制)から、PM62%削減/NOx43%削減と大幅に強化されています。

ディーゼル車の排出ガス規制は日本だけでなく、欧州や北米を中心に諸外国でも強化されつつあります。現在はユーロ5と呼ばれる規制が実施されている欧州(EU)では、2014年には次の段階であるユーロ6が予定されており、ポスト新長期規制と同様、ディーゼル車の規制が一層の強化が見込まれます。ユーロ6の施行とともに、欧州車も日本車に匹敵するクリーンな排出ガスを実現することになります。国内外でクリーンディーゼルの普及が急速に進んでいるのは、こういった規制の強化があると言っていいでしょう。

イラスト:イメージ

2013年01月現在

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