クルマの構造・メカニズム

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Q 応急スペアタイヤとは?

POINT

  • トランクや車体下に装備され、タイヤ幅が細く、接地面積が小さい。
  • スペアタイヤで規定以上の速度や距離を走ると、故障の危険がある。
  • 空気圧の定期的なチェック、車載工具や交換手順の再確認も忘れずに。

Answer

道路の整備やタイヤ技術の進歩によって、タイヤのパンクは少なくなりつつありますが、それでもJAFロードサービス救援要請理由では上位(第3位)を占めています。平成23年度には「タイヤのパンクや空気圧不足」でJAFに救援要請を行った車両は、30万件以上にのぼりました。

クルマにはタイヤのパンクに備えてスペアタイヤが搭載されています。最近では軽量化やスペース効率の関係からスペアタイヤに代えて、応急修理キットを備えたクルマも増えつつあります。また、一部の高級車はパンクしても一定の距離を一定の速度で走ることができる「ランフラットタイヤ」が装備されるようになりました。

とはいえまだまだ主流は従来からのスペアタイヤを搭載しています。これは「テンパータイヤ(テンポラリータイヤ)」と呼ばれ、応急用(一部4WD車等では標準タイヤを装備の場合あり)となります。クルマのトランクや車体下に装備されており、通常のタイヤよりタイヤ幅が細く接地面積が小さい、また空気圧が2倍以上などが特徴です。時折、テンパータイヤをいつまでも使用しているクルマを見かけますが、これは非常に危険な行為です。グリップ能力の低いテンパータイヤは、規定以上の速度や距離を走行すると、事故やクルマの故障にもつながりかねません。あくまでも“一時しのぎ”と考え、できるだけ早く正規のタイヤと交換する必要があります。なお、この規定は車両の取扱い説明書などに記載されていますので予め確認しておきましょう。

タイヤ交換の際は、できるだけ他車の通行の邪魔にならない安全で平らな場所に停め、パーキングブレーキやタイヤ止め(石などでも代用可)でしっかりと固定してから作業に取り掛かるようにしましょう。少しでも不安がある場合は、JAFに連絡し救援を呼ぶようにしましょう。定期的にスペアタイヤの空気圧をチェックするとともに、いざという時に困らないように車載工具や、交換手順を一度おさらいしておくことも重要です。

イラスト:タイヤ交換

2014年09月現在

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