クルマの構造・メカニズム

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Q ランフラットタイヤとは?

POINT

  • 空気圧ゼロでも一定距離を走れ、応急用処置不要で利便性が高い。
  • パンクの判断が難しく、搭載車は警告灯で異常を知らせる機能を装備。
  • 高価格や乗り心地の硬さなどにより、あまり採用されていないのが実情。

Answer

タイヤの空気圧がゼロになっても、一定距離を走行できるのがランフラットタイヤです。時速80kmで距離80kmの走行が可能(※1)で、いざという時でも近くの修理工場までなら十分に耐えられるよう設計されています。ランフラットタイヤの場合、パンクの判断が難しいため、空気圧でパンクを感知するタイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム(TPMS)(※2)が装備され、警告灯で表示されます。これにより、万一のパンクに際しても車外に降りることなく、あわてずに対応することができるのです。一度でもタイヤのパンクを経験された方ならこの有効性はお分かりいただけるでしょう。

そのほかにも、スペアタイヤが不要となることにより様々なメリットが生まれます。省資源化、軽量化、低燃費化などの環境性能の向上に加え、居住性やデザイン自由度の向上もあげることができます。

しかし、高価格、乗り心地の硬さなどの要因により、現在のところ一部の海外メーカーを除きあまり採用されていないのが実情です。従来のタイヤのように手ごろな価格で、高性能なランフラットタイヤの開発が待たれるところです。

構造は、パンク時でもタイヤがつぶれないように内部にリング状の中子(なかご)を挿入したものと、タイヤ自体のサイドウォールを強化したものの2種類がありますが、乗用車用としてはサイドウォール強化タイプが一般的です。

※1:ランフラット(空気圧0kPa時)の走行可能距離80kmは、ISO技術基準に定められた走行可能距離です。実際に走行できる距離については取り扱い説明書でご確認ください。

※2:タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム(TPMS)を搭載していない車でもランフラットタイヤの利用は可能ですが、セットでの装着が基本となっています。

イラスト:サイド補強型ランフラットタイヤのメカニズム

2014年09月現在

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