Q 胸部/脊椎プロテクターの役割

POINT

  • 運転熟練度に関係なくプロテクターは必要で、後席ライダーも装着。
  • 頭部、胸部、腹部は致命傷になりやすく、特にプロテクターが重要。
  • 胸部・脊椎プロテクターは試着して選び、足首用の装着にも慣れる。

Answer

胸部や脊椎などを守るプロテクターを装着しよう
胸部や脊椎などを守るプロテクターを装着しよう

卓越したライディングテクニックをもつプロレーサーや白バイの隊員なども、万が一の際を考慮して、胸部と脊椎を守るプロテクターを装着しています。これらのプロテクターは、事故発生時に致命傷を受けるリスクを減らす重要な役割を担っています。どんなに経験を積んだ熟練ライダーであっても致命傷リスクをゼロにはできません。近場へのライディングであってもプロテクターを装着してください。タンデム走行を楽しむときには、運転ライダーと同じく、後席ライダーもプロテクターを装着しましょう。

頭部の次に怪我をしやすい胸部
頭部の次に怪我をしやすい胸部

バイク事故の際に、致命傷となる主な部位は、頭部と胸部、そして腹部です。このうちもっとも多いのが頭部ですが、次いで多いのが胸部です。警視庁の交通事故統計では、平成25年度までの過去3年間に発生したバイク死亡事故のうち、約3割が胸部の損傷で亡くなっています。また、警視庁が平成25年7月に行った調査によると、プロテクターの着用率はわずか9%という結果でした。これは前年度の6.5%よりは増えていますが、まだまだ普及途上にあるのが現状です。プロテクターはヘルメットと同等レベルの重要な安全装備として考え、面倒がらずに装着するよう習慣づけましょう。

身体に合ったプロテクターの選び方
身体に合ったプロテクターの選び方

胸部・脊椎プロテクターは大きく分けて、単体でインナーとして着用するベスト型と、ジャケット一体型の2種類があります。ベスト型は手持ちのジャケットがそのまま使えますが、プロテクターを着込む分だけ胸囲が厚くなるためジャケットの半サイズ程度の余裕が必要です。一体型は専用のジャケットでないとプロテクターを装備できませんが、一度に脱ぎ着が出来る利点があります。購入するときにはベスト型、ジャケット一体型問わず必ず試着して、身体に合ったものを選んでください。また、これまでプロテクターは男女兼用製品が主流でしたが、最近では女性専用に形取られた胸部プロテクターも販売されています。胸部・脊椎プロテクターのほか、骨折すると治療が難しく、また完治までに時間が必要な足首を守るアンクルプロテクターも注目されています。アンクルプロテクターは一見、大げさで重そうに見えますが、装着はいたって簡単です。こちらも胸部・脊髄プロテクター同様に装着を習慣にしてください。

2014年09月現在

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