Q 転倒時の被害を最小限にするテクニックとは?

POINT

  • 短距離でも必ずライディングウェアとプロテクターを装着する。
  • ぶつかる可能性が高くても最後までブレーキをかけ続ける。
  • 転倒してしまったら首や手足を丸め転がることを意識する。

Answer

まずは安全性の高いライディングウェアとプロテクターを装着
まずは安全性の高いライディングウェアとプロテクターを装着

バイクによる警視庁の死亡事故統計(2015年中)による死亡した場合の損傷部位の第1位が頭部で、2位が胸部損傷でした。また、負傷した場合の損傷部位は、1位が脚部、2位が腕部、3位が頸部となっています。バイクが転倒したときに負傷で済む場合は、脚と腕に怪我を負うことが多く、死傷につながるときには頭と胸部への衝撃が致命傷となります。このことから、短距離の移動であっても素肌がむきだしの軽装ではなく、ライディングに適したウェアとプロテクターを装備することが大切です。どれほど気を付けていても、また、優れた技量を持ち合わせたライダーでも、転倒するリスクは伴います。プロテクターを装備していれば重要な臓器を保護する確率が上がり、同時に道路を転がる際に身体を守りながら体勢をコントロールする余地も生まれます。

可能な限りブレーキで車速を落としましょう
可能な限りブレーキで車速を落としましょう

何かに衝突しそうになった場合は、その直前までブレーキ操作を行ない可能な限り車速を落としてください。車速が遅いほど、事故の衝撃が減少し身体が受けるダメージも低下します。車体をなるべく立てながら、ブレーキは前後同時にかけます。ABS装着車であれば、ためらわず全力でブレーキをかけてください。この時、前のめりになる身体を腕で支えながらニーグリップで前に飛ばされないよう支持します。転倒するときの状況は千差万別で、一定の対処方法というものはありませんが、最後まで車速を落とすためにブレーキ操作を継続することがなによりも大切です。

手足が広がらないよう身体を丸めましょう
手足が広がらないよう身体を丸めましょう

衝突し転倒してしまった後は、その衝撃で身体がどこかへ転がっていく可能性が高まります。したがって、勢いがついているときに手足で踏ん張り無理に身体の勢いを止めようとすると、かえって関節などを痛めて怪我をする場合が考えられるので、基本的には首や手足をなるべく丸めて転がりが自然に止まるのを待ちます。余裕がある場合は、肘や膝のプロテクターを使って地面を滑っていく身体にブレーキをかけたり、電柱や標識など道路上の設備に激突しそうであればプロテクターを装備した部分を当てることもできます。衝突エネルギーは想像以上に大きいので、転がったり滑ったりして受け流すのが理想的です。

2016年09月現在

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